<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>黒い猫

夜、夕飯は食べたけど、
むしょうに照り焼きバーガーを食べたくなって
バイクで買いに行った。

遊びに来てた友達も付き合わせたから
バイク2台で走った。

店が混んでたんで
テイクアウトしてアパートに帰る途中、
信号が赤になった。

俺も友達も真面目にとまった。

右側の歩道を進行方向に黒い猫が歩いている。

見るともなく見てたら、
6歩くらい歩いた猫が座り込んで
こっちを振り向いた。

いや違う、
なんだかすごい違和感感じて

「何が変なんだろう」

と声に出していた。

友達も隣で

「おい、これ・・・」

と何か言いかけて
そのあと黙った。

歩道の黒い猫が
黒い煙が風で吹き払われたみたいに消えた。

街灯でアスファルトは灰色に見えてたし
その黒い猫はどこにも走って行ったりしていない。

見ている前で消えた。

しばらく二人とも動けずに停止線に止まってたら、
後ろから来たタクシーに
思いっきりホーン鳴らされてやっと動けた。

アパートについてから友達に

「あれって、影だけが歩いてたよな」

というと

「うん、黒い猫だーと思ってたら
地面の猫の影だけ動いてた」

と言った。

俺も友達も今まで霊感は無い・・と思う、
たぶん、きっと・・・・。

また次の話でお会いしましょう