<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>地方局の情報番組・外国製の人形・牛ケ首

「地方局の情報番組」

ある地方局の情報番組で、
心霊現象や心霊スポットの謎を検証するコーナーを
製作していた時の話だ。

毎週ローカルアイドルの3人組が心霊スポットを訪れ、
その恐怖を身をもってレポートするという内容で、
地方情報局番組の一コーナーとは思えない
高視聴率を記録していた。

その日も3人のアイドルは心霊スポットである、
廃墟となった病院へ撮影に向かった。

この病院は数年前、院内感染が発見され、
病院内の半数以上の人間が命を落とし、
そのまま閉鎖に追い込まれてしまった経緯を持つ。

院内で写真を撮ると、
必ず心霊写真が撮れるという噂もあった。

3人はその中で写真撮影をし、
番組内で心霊写真が写っているかどうかの
検証をすることとなった。


後日院内で撮影した写真が現像されてきた。

彼女達の1人の首がその写真に写っていなかった。

あまりに不気味なので、
番組内でその心霊写真を除霊することとなった。

心霊写真と3人の除霊が始まった。

途端、吊るしてあった照明の1つが
彼女達の頭上に落ち、1人の女の子の首を直撃。

なんと切り落としてしまったのだ。

そう、その首が切れ落ちた彼女こそ、
心霊写真で首が消えていた本人だったのだ。

あまりに恐ろしい映像だったため、
そのテープは放送されることはなかった。

後日テープを確認したスタッフは
更なる恐怖に見舞われる。

首が切れる瞬間、
彼女の後ろにおびただしい数の人影が現れ
彼女を押さえつけていたというのだから。

「外国製の人形」

これは、私が小学4年生くらいの時に体験した話だ

その時通っていた小学校のバザーで、
外国製の身長が30㎝くらいある人形を見つけた

ドレスを着ていて、古かったが
今まで売れなかったのが不思議なほど、
綺麗な人形だった

私は

「これは掘り出し物かもしれない!」

と思い、その人形を
受付(レジ)へ持って行った

その受付を担当していたPTAの保護者は、
何処と無くおどおどした様子だったが
その時の私は綺麗な人形を手に入れられたのが嬉しくて、
あまり気にしなかった


家へ帰ってから、
さっそく自分の部屋の本棚にその人形を飾った

人形は黙って空宙を見つめていた

その夜、私はあまり寝付けず、
何回か寝返りをうっていた

しばらくして、仰向きになった時、
ドサッと私の上に何かが覆いかぶさった

その瞬間、私は動けなくなった

声を出そうとするが、口が動かない

唯一、目だけが動かせた

私は重みがした、掛け布団の上を見た

暗闇の中に、二つの青い光が見えた――

いや、あれは目だ

あの人形の目だ

不気味な笑顔を浮かべながら、
私の顔を見つめている

口が動いていたが、
何を言っているのか分からなかった

私が憶えているのは、これだけだ

「牛ケ首」

N県S村に牛ヶ首という場所があります。

私の祖母がその近郷出身です。

小学生の頃に、その祖母から聞いた、
牛ヶ首近辺であった昔々の話です。

祖母の曽祖母の弟にあたる人が、
金貸しをやっていました。
(江戸時代らしいです)

私にとっては、ご先祖さまなんですが、
残念ながら名前はわかりませんので、
仮に太郎さんとします。

太郎さんは、高利貸しであったらしく、
あまり、評判は良くなかったようです。

ある夏の日、太郎さんは小僧さん一人をお供につれ、
貸した金を取り立てるため、山中の集落に出向きました。


集落の人たちに貸していたお金の取り立てが
どのように行われたかは、はっきりとは伝わっていません。

ただ、山の集落の人たちは酒席を用意し
かなりお酒を勧めたそうです。

そして、太郎さんは酔っ払って
お供の小僧さんと一緒に
夜の山道を帰ったということです。

で結局、太郎さんと小僧さん、
二人とも家にもどることはありませんでした。

そのまま行方知れずとなりました。

山の集落の人たちに尋ねても、
お金を返し酒を飲んで別れた後のことはわからないと、
皆が答えたそうです。

残された家族は、山の集落の人たちではなく、
ふもとの村人たちにお願いして、
山の中を捜してもらいました。

そして帰り道とは逆方向の崖の下で
太郎さんの遺体を
ようやく見つけることができたそうです。

遺体はすさまじい形相をしていました。

最終的には、
夜の山道で酔っ払って落ちたんだろうとされましたが、
帰るべき家とは逆方向にある崖から落ちたなんて妙な話だと、
噂になったそうです。

さらに、取り立てた(山の集落の人々が払ったといってる)お金は、
結局どこからもでてきませんでした。

また、お供の小僧さんがずっと見つからないのは、
神隠しだとか、主人を殺して金を奪い
逐電したんだとかいろいろと、噂になったそうです。

わたしは、この話を初めて聞いた小学生の時から、
きっと小僧さんも×のXXの人たち
に殺されたんだと思っています。

山の集落は、
過疎のため昭和40年代中ごろに廃村となっています。