<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>お友達

高校時代、
よく私の家に友達が泊まりに来ていた。

だいたい決まったメンツで、
その日は確か三人泊まりに来た。

近くに夕飯を食べに行って、
時間は覚えてないが
結構遅い時間に四人で帰宅。

台所に私がお茶とコップを取りに行った。

2リットルのペットボトルとコップをお盆に乗せて、
部屋に戻る。

お茶をついでいると、あれ?

コップがひとつ多い。

何故か何の違和感もなく、
私はコップを5つ持ってきていた。

友達には、
なにぼやっとしてんのーと笑われた。

私もなんで一個多く持ってきたんだろ、
くらいにしか思わなかった。

後日、友達が泊まりに来て
二度全く同じように一人分多くコップを持ってくる私。

さすがに友達も気味悪がっていた。

言わずもがな、
わざとやっているわけではない。

数日後、姪が家に泊まりに来た。

私が帰ったのは確か23時くらい。

あー、もう姪寝ちゃってるなー
遊びたかったのに
なんて思いながら部屋着に着替えてると
リビングの奥、姪と姉夫婦が寝てる部屋から
ダダダダッと走ってくる足音がした。

「おねーちゃん(私)おかえり!!!!」

ビビった。

寝てると思ったから。

私がただいまとか言う前に姪が

「おともだちつれてきたんだね!」

って言った。

以下その後の会話

私「お友達?私一人じゃん」

姪「えーおともだち二人
おねーちやんの隣にいるじゃん!」

私「え、ちょっとやめてよ…」

姪「ちっちゃい人とおっきい人がいるんだね!
おねーちゃんはどっちとなかよしなの?」

私「えぇ?だからどこに友達なんて…」

姪「だからここだって!」

と言いながら、
私の横を指差す。

そして走って部屋に戻っていく。

私もうgkbr。

少したって、
またダダダダッと私の部屋に戻ってくる。

私「どうした?」

姪「おっきいひと、なんか怒ってるよ」

さっきまでは、
遊び相手が増えた!とニコニコしていたのに
このときは全然笑ってない。

むしろ泣きそうな、
でも真剣な顔。

ちなみに姪はこのとき4歳ね。

私「なんで怒ってるの?」

姪「わかんない…こわい…」

また走っていく姪。

こっちの方が怖いです、
勘弁してください。

数分後またダダダダッ

姪「おっきいひと、かえっちゃったね!」

私「え?いつ?帰ったの!?」

姪「いま、ここ(玄関)からでてった!
もうおこってないって」ニコニコ

私「あぁ、そっか…。
ん、もう一人は?
ちっちゃい人もいるんでしょ?」

姪「となりにいるじゃん」

私「え、あぁそうだね…。
ねぇ、この人にも帰ってって言ってくれないかな…?」

姪「しーらないっ」

走っていく姪。

私「………。」

その後、
姪が部屋に来ることはなく
私もビクビクしながら寝ました。

ちっちゃい人には
残念ながらお目にかかれませんでした。

また次の話でお会いしましょう。