<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>引っ越し先の怪異・規則正しいお化け・部屋に盛り塩

「引っ越し先の怪異」

今の所に引越してきてから
変なことがたまにある。

何年か前、
夜中にふと目が覚めたときのこと。

なんだまだ真っ暗じゃないか…と思いつつも
バッチリ目が覚めてしまって寝付けなかった。

布団の中でゴロゴロしていたら、
枕元の座布団が「ポスッ」って
音を立てて凹んだ。

ぎょっとして数秒、座布団を凝視。

それ以上は何も起こらなかった。

金縛りとかはなってなくて普通に動けたが、
なんだったんだろう?

因みに、座布団は朝になっても
拳大の凹みがついたままだった。


今の所に引越してきて間なしの、1月頃。

部屋の南西の角に置いた机で勉強していたら、
前髪がなびいた。

寒いから窓もドアも締め切ってるし、
エアコンはつけていなかった。

自分の息でもない。

なんだかよくわからないが、
固まっていると首筋にも空気の流れを感じた。

……

そういえば、この部屋に引越してきた時、
何かイヤな感じがして
布団を敷く位置を部屋の入口にしたんだった。

部屋の奥、
机の背後は本棚でぎっちり埋めた。

何かあったとか言う話は聞かなかったけど、
あの風はなんだったんだろう?

3年くらい前の今頃の季節。

夜中にふと目が覚めた。

暑かったのか、
布団を蹴って左足を立て膝にしていた。

その膝に誰かが手を置いている。

因みに、自分は一人暮らし。

???となって、膝を見たが何もない。

女の人っぽい柔らかい手の感触だけがある。

「あの歌が聞きたいのに」

と、女の人が言った気がした。

へ?何言ってんの?

あの歌って…あの歌?

何故かどの歌のことかわかった。

でも夜中に歌なんて歌えないし…
この世の人じゃないのは明らかなので
聴こえなかった振りをした方がよさそうな気がした。

そんなことがあったのを忘れた頃に、
部屋であの歌を歌った。
(当時は機嫌がいい時、
鼻歌じゃなくてちゃんと歌っていた)

一気に部屋の空気が和んだ。

和んだ事でその夜を思い出した。

自分は歌は上手くないんだが、
幽霊?の女の人はリクエストして待っていたらしい。

それ以来、何もないので成仏してくれたのかな…と思う。

「規則正しいお化け」

前にすんでいたマンション。

ある日を境にして隣に部屋から

夜11時半→洗濯開始
0時→入浴音
1時→風呂から上がって洗濯終了

という音が毎日聞こえるようになった。

「うるさいなぁ…今度管理会社に…」

とか思ってた

ある日夜中に喉が渇いて
近所のコンビニへ。

家に帰る途中となりの部屋を見ると…

電気消えてる…


速攻家に帰るといつもの様に音がしてる。

次の日管理会社に

「すいません、隣なんですけど今住んでますか?」

回答「え?○○日前に引っ越したんで
今誰も…なにかありました?」

この時なぜか怖いというより、
随分規則正しいお化けもいるもんだと思った。

「何でもありません」

といって電話を切る。

その晩も音がし始めたため、
隣に向かって

「入浴は結構ですが
深夜の洗濯はちょっと…」

と試しにいってみた。

次の日から…
洗濯をやめてくれたw

後日談として、
その数週間後新しい入居者が入ったんだけど
その日を境に音は止まった。

引っ越したのかなぁ。

「部屋に盛り塩」

私はよく金縛りにあうので、部屋に盛り塩をしているが、
気づけば塩が皿から散らばっていることもよくあった。

何日か前、
それに気づかずに布団にはいった。

すごく静かな夜で、外から車の音もしなく、
家の中からも何の音もしない。

ふと嫌な予感が走った。

その時にはもう体は動かなく、
私の上には何かが乗っていた。

腹の中心部で何かが上下に動いている。

見たこともない爺さんだ。

体は小さめでガリガリに細く、
体には合っていない大きい服を着ていた。

顔は暗くなっていてよく見えないが、
頭の形は大きく飯櫃(いびつ)だ。

腹の中心あたりで動いているので、
だんだん息苦しくなってきた。

そこでふっと金縛りから解放された。

息は荒く汗もかいていた。

何か音が欲しいと思い、
コンポのリモコンに手を伸ばそうをした瞬間、
目眩のような感覚に襲われた。

起き上がる力もなく、
横になったままの状態になった。

同じものが私の体に乗っていた。

何度も何度も繰り返し私の上で動く。

もうこの状況には諦めるしかなくなっていた。

そのまま目を閉じると、目は開いていて、
私はリモコンを手に取り、
上半身を起こしている状態だった。

そのまま歌を大きめにかけ、眠った。

次の朝、布団の感じが
ザラザラしていることに気がついた。

盛っていた塩を見てみると、塩は散らばっていて、
布団の中をもう1度、
見ると盛り塩らしきものが光っていた。