<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>ぶつかる

昔…と言っても一昨年の秋頃の話です。

あの時俺は夜ジョギングをしていた。

理由は体重が気になったから。

怠け癖があるのに性懲りもなくだ。

軽く汗をかいた後は風呂に入る、
それがお決まりだった。

その日の夜も、
いつもの道をジョギングしていた

ド田舎じゃないが、
大都市でもないから道幅は広くない

街灯もまばらにしかない、
そんなあぜ道を舗装したような道をジョギングしていた。

残り150mぐらいか?

家に着く直前の緩い一直線の上り坂

街灯はその道の始まりの所に一本しかないんだが、
近くに倉庫の照明があって所々明るく、
夜でも家の玄関まで見通せた。

その玄関まで一直線の緩い上り坂道になると、
いつもダッシュして着く

これも一種のお決まりみたいなもんだった。

その時も、その道に戻って来たので
いつものように走ったんだ…

途中まで走った所で、
俺は右肩が何かにぶつかった。

人に肩がちょっとぶつかった事ってあるだろ?

正にあの感じ。

俺は一、二歩よろけながらも
直ぐ後ろを振り向いた

人だったら謝らなきゃいけないし、
何よりマジでダッシュしてるから、
向こうは痛いどころじゃないと思ったんだ。

でも…そこに人なんて居なかったんだ。

いや、最初からいないのは解ってた…

だけど、ぶつかった感覚がリアルにあったんだ…

その後家に帰ったんだけど、
れは何だったんだろう?

また次の話でお会いしましょう。