<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>雨女

最近私が家を出る時、
必ず雨が降る。

本当に必ず。

自分でも少し気になっていましたが

「偶然だろう」

ぐらいにしか思っていませんでした。

よく友達に

「最近お前といると雨ばっか降るよな
取り憑かれてんじゃねーの」

と言われました。

「まさか
そしたら水不足のとこに助けに行こうかな」

と冗談で返していました。

ある日家でテレビを見ていると
友達が霊感がある人物(以下A)を連れて来ました。

友達「お前の話したら
コイツが一度あって見たいんだってよ」

私は立ち上がってAに挨拶しようとすると
Aがいきなり口を開きました。

A「うおぉ!すごいね君!
その子どっから連れて来たの?」

Aは私の右足の方を見ながら言いました。

私「え?なになに?
やっぱ変なのついてる?」

私も右足を見ましたが
私には何も見えません。

A「君、子供とか好きだろ?
よく手をふったりする?」

Aは私の足元にしゃがんで
私の足元にいる?

何かにニコリとしながら言いました。

私「まぁ、子供は好きだし
よく手をふったりはするけど…」

Aにはやはり何かが見えている。

少しゾクリとしました。

A「やっぱねー。
あのね。
君に憑いている子がいるんだけどさ、
どっかで着物姿の子に手をふったりしてない?」

私は思いあたるフシがありハッとしました。

三ヶ月ほど前の雨の日
一人で公園で遊んでいる
着物姿の子供を見かけていたのです。

着物姿で傘もささずに
砂山で遊んでいたため、
気になって少し声をかけたのです。

私「お兄ちゃん一人でなにしてるの?
お母さんは?」

少ししゃがんで目線を合わせて言いました。

しかし、
子供は喋らずに
こちらを満面の笑みで見ています。

私はなぜかこの子は一人で大丈夫だと思い
傘を渡して

「気をつけて帰りなさいね」

と言って帰ったのです。

その事を話すとAは

A「あーやっぱり。
この子ね。神様なんだよ。
なんか君の事が気に入ったみたいだね。
今もニコニコしながら君の事をみてるよ。」

Aもニコニコしています。

私はとても怖いんですが…神様?

そのあとAと友達は少ししたら帰りました…。

えーと…どうしましょう?神様…

また次の話でお会いしましょう。