<最怖>夢の中で
高校2年位の夏休みだったと思う。
俺は彼女の家で映画を見てた。
本当は動物園行く約束だったんだけど、
外がめっちゃ暑くて俺が我儘言って取りやめた。
彼女の家の近くのレンタルビデオ屋で
恋愛物のビデオ借りて
ソファーに寝っ転がりながら見てた。
クーラーの気持ちよさと、
ソファーの寝心地の良さで眠くなった。
気が付くと家の前にいた。
いや、俺は彼女の家にいる筈。
つまり、
夢を見てるんだって分かってた。
初めて夢だと認識しながら夢を見るって体験をした。
「これは夢だ」
って思うと、
夢の世界がグニャグニャって成って吐き気がする。
何て言えばいいのか、
言葉に表現し辛いけどすっげー変な感じ。
そんなこんなで
家の中に入ってみる事にした。
門を開けて、
玄関まで行って普通に扉を開ける。
真っ直ぐな廊下の先に台所がある。
そこに、かーちゃんもいる。
右手に階段がある。
「ただいま」
って言ってみると
「おー○○。もう帰って来たん。」
その時めっちゃ眠くなった。
夢の中なのに眠くなるって変だけどなw
「眠いから、夕飯になったら起こして。」
って言って、
階段を上がって自分のベッドに横になった。
そしたら目が覚めた。
勿論彼女の家。
もう夕方だった。
彼女は不機嫌。
一人で借りてきた映画3本も観終わったらしい。
そりゃ怒るよなw
丁度彼女の両親が帰ってきて、
「夕飯食べていけ」
とかいう誘いを適当に断って家に帰った。
門開けて玄関の扉開けて。
やっぱり、かーちゃんがいるw
意味は無いけど、
無性に面白くなったw
かーちゃんは、
キョトンって顔してる。
「ごめんごめん、特に意味は無いんだ。
思い出し笑いだよw」
「そうじゃなくてあんた。
いつ出掛けたの。
さっき二階いったっきり降りて来んかったでしょ。」
え?って思った話でした。
俺が寝ぼけながら彼女の家から自宅に帰って、
また彼女の家に戻ったの?って思ったけど
彼女は俺の横でずっと映画見てたらしいです。
夏の不思議な思い出でした。
また明日の夜にお会いしましょう。