<最怖>どっきり
怖がりの友人をビビらせようと
二人で廃墟にやってきた
廃墟に入った瞬間
俺の携帯に知らない番号から
「いらっしゃい」
というメールが来た
オメーふざけんなよ
誰かと仕組んでんだろ
と友人に聞いたが
知らないと言う
ほんとだろうな~
とかいいながら二階に上がると、
一人しか通れない狭い通路
ジャンケンして俺が勝ったから
友人が先に進むことに
すると通路の中程で
またさっきの番号から着信メール
「いま、あなたのうしろ」
友人を振り返らせて
メールを見せる。
知らない知らないと
ガクガク震えてる
俺は覚悟を決めて
一気に後ろを振り返る
・・・誰もいない
はぁ~誰のイタズラだよ
と思ったら
友人が悲鳴を上げて
奥に逃げていった
そして次の瞬間
ガシャン!とガラスの割れる音
おいおいやっぱりドッキリじゃねーか!
チクショーやられた・・
俺は次のドッキリに警戒しながら
奥の部屋に進んだ
しかし部屋には誰もおらず、
窓が割れている
おーいどこだ~?
出て来いよ~
と言うと
「ここだよ」
俺の耳のすぐ後ろから声がした
また次の話でお会いしましょう。