<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>雨の中のくねくね

夜中、豪雨の中の山道を車で走っていた。

数メートル先が見えない状態で、
転落の恐怖を感じながら徐行を続けた。

その後、雨がパラパラと弱まったので、
また豪雨になる前に急いで山道を抜けることにした。

山道を急いで抜けようとしていると、
向こうの方にワンピースのような服を着た人が、
独りでいた。

夜中の雨の山の中、
独りなのは、おかしいと思ったが、
怖かったので無視することにした。

するとその人は、
こちらに向かって両手を挙げて
手足をくねくねさせてきた。

その動きは、
人間の動きではなかったので、
すぐにスピードを上げ、
通り過ぎることにした。

そして、その異様な存在を追い越し、
安心した瞬間、衝撃を受け、
急にタイヤが空回りし、
車の身動きが取れなくなってしまった。

急いで懐中電灯を取って外に出て車の様子を見ると、
くねくねした手が、
闇の向こうからこちらまで伸び、
車を押さえていた。

こんなのを見ているようだと、
さっきの時点で取り憑かれたかもしれないと思いながら、
すぐに車を捨て山道を走った。

走りながら懐中電灯で向こうを照らすと、
山側へのカーブが見えた。

しかしカーブを曲がると、
目の前に道は無く、
それは谷へ崩落していた。

また次の記事でお会いしましょう。