<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>霊安室

結構最近の話。

オイラは病院勤務。

と言っても医師ではなくて、
介護士

この病院は、
職員専用のエレベーターがあって、
電子キー(スイカみたいなやつ)を当てないと作動しない。

この職員専用のエレベーターは
地下1F2Fがある。

オイラの電子キーは
地下のボタンを押しても
ウンともスンともいいません。

地下は何があるかと言うと、
霊安室

医師や看護師じゃないと
行けない様になってるんです。

ある日の夜勤中、
その日はとてもヒマだった。

それで色んな机とか引き出しを漁ってみたら、
マスターの電子キーを発見。

オイラはその時、
いたずら心に火がついてしまった。

「地下に行ってみたい、
霊安室を見てみたい」

ドキドキしながら、
マスターキーを当てて、
B2Fのボタンを押してみる。

あっけなくボタンが点灯。

…かなりいけない事をしている、
誰かとすれ違ったらどうしよう…

「ボタンを押してみたら
反応しちゃったんです」

とか言い訳ばっかり考えつつ
B2Fへ到着。

思ったより明るい。

壁に目をやると矢印で
「死体安置所」と案内がある。

そうか、家族とかのためのものなのかな…
とか思いつつ矢印の方向へ。

もう心臓がバクバク。

でも好奇心を抑えきれずに霊安室前へ。

部屋は3つあった。

そのうちのひとつから老婆と思われる声で

「ナンミョウホウレンゲキョウ…」

とお経を読む声が。

こりゃオイラは場違いもいいとこだなと、
ここで撤収。

誰とも合わずにすんだ。

後日、
オイラがマスターキーを使った事、
霊安室に行った事、
全てばれてた。

エレベーターは何時何分に使用したか、
全て履歴に残ってしまうのだ。

さらにカメラもある。

こっぴどく怒られた後

「まぁ今回は誰も霊安室にいなかったからいいものを」

と言われた

「え?確かに老婆のお経を読む声が聞こえたんですけど?」

と言ったら。

「そんなはずはない、
この日は夜間通して誰も出入りしてないから、
お前さんがいい加減な気持ちで行くから罰が当たったんだろう」

って。

また次の話でお会いしましょう。