<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>事故の現場

知り合いの知り合いに視覚障害者(盲目)の子がいて、
その子から聞いた話。

あるとき、
いつもの様に杖突きながら家路を歩いてると、
遠くの方で人が集まってザワザワ言ってる気配がするんだって。

踏切のある辺りでカンカン言う音や
線路で停止してる車両・消防車やパトカーもいる気配。

前にもこういうケースがあったので、

「ああ・・事故があったんだな」

とすぐにピンときたらしい。

野次馬に来た近隣住民の間を通り過ぎる間にも、
カンカンいう音に紛れてその話し声が聞こえてくる

「・・バラバラだったみたいよ・・」

「まだ学生だって」

「飛び込みなの?」

その中に出し抜けに

「あ゛あ゛あ゛ーーっ!!
痛てえょおーー!!助け゛て゛っ!
あ゛あ゛ーっ!!!」

っていう絶叫が。

それ聞いて一瞬

「(えっ!生きてるじゃん!!誰か救急車呼んであげて早く!!)」

って思ったらいいんだけど、
でも周りの人は全然気づいてなくて、
相変わらずヒソヒソ立ち話を続けてるの。

これはヤバイと思って、
出来るだけ急いでその場を離れようと
歩調を速めようとしたら、杖が重い。

手首に伝わる感覚からすると
先端のあたりを何か子犬くらいの重さのものが
掴んでいるような感覚。

少し離れたとこの地面から
ズッズッという引き摺るような音と
「ブッ・・ゥフゥ・・ッ」

という喘ぐような息の音が、
結構な速さで近づいてきたので
あわてて杖の先のものを振り払って、
杖付かずにダッシュで逃げたそうです。

転びまくってたくさん怪我もしたけど、
現場の音が聞こえなくなるまで相当走ったらしい。

その後、遠回りだけど移動ルートも変えて、
今は絶対その踏み切りに近づかないようにしてるそうな。

また明日の夜にお会いしましょう。