<最怖>この世で最も怖い話まとめ

この世で最も怖い話をまとめています。毎日19時20時21時に1話づつ投稿。あなたを恐怖のどん底に落し入れます。朗読もはじめましたのでそちらもどうぞ。

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<最怖>暗示

俺の従兄弟が中学生の頃のはなし。
 
従兄弟は幼い時に母親を亡くし、ばあちゃんと二人で暮らしていた。

ばあちゃんはとても心配症で、いたずらばかりしてた従兄弟にうるさく小言を言っていた。

そんなばあちゃんに従兄弟は反抗的だった。

俺が小学生の頃、夏休みにはいつも従兄弟の家に遊びに行っていた。

俺に煙草を教えたり、エロい話しなどしてくれて、刺激的で楽しく、遊びに行くのがいつも楽しみだった。

そんなある日、従兄弟はバイクをパクったと言ってはしゃいでいた。
夏休みで遊びに来ていた俺は驚いた。

ばあちゃんは仏壇に向かって、いつもの様に題目?をあげていた。

従兄弟はパクったバイクを近くの公園に隠したらしい。

そして友だちとそれを乗りまわそうとしていた。

俺にも一緒についてこいと言っていた。

胸がドキドキした。

これから悪い事しようとしてると思うと興奮してきた。

従兄弟は鏡に向かい髪型をセットしていた。ばあちゃんは飯の支度をしていた。

ちょっと出かけてくると言うと、ばあちゃんは驚いた顔でどこいくの!?と言った。

日も暮れかかっていた。従兄弟は何とか言いくるめようと適当に話をつけ、居間を出ようとしたその時、テーブルに置いてあった鏡がなにげなくパタンと落ちた。

見ると真ん中あたりからまっぷたつに割れていた。

きっと行ってはいけないという暗示だったんだろうと思う。

そう思いたかった。

結局、俺と従兄弟はその日公園には行かなかった。

しかし待ちくたびれた従兄弟の友だちは一人でバイクに乗り、川沿いの土手から落ちて....。

まあ怪我ですんだらしいですけど、従兄弟のともだちは、、、、。

それ以来、従兄弟のMはばあちゃん怖えー、絶対うそつけねーっと言っていました。

また1時間後にお会いしましょう。